ガンプラ制作記録2
6月26日。
夜。表面処理完了。
下地にサーフェイサーを全面に吹く。塗装ブースはAmazonの空き箱。新聞紙を部屋中にいっぱい敷き詰めて。
缶スプレー。ミニ四駆ブームの頃に何回か使った。模型誌のハウトゥ記事では左右に流れるように素早く手を移動させ、吹き始めと吹き終わりはパーツにかからないようにすべしと書いてあった。うろ覚え。なのでそのようにする。
シュ――――――ッ。
ぼってりと垂れそうなぐらいに色がかかってしまう。かと思えば腕部に吹いたホワイトサフは凹凸部には何度吹いてもうまく乗ってくれない。いつ買ったか分からない代物(ラベルにはグンゼ産業と書いてある)だから劣化していたのかもしれない。後日プロモデラーの人の動画を観たら素早さと手のスナップが全く足りていないことが分かった。
生まれて初めてサフ吹いたら(本当)、全部吹き終わる前に徳用1缶潰した
— quban (@quubann) June 26, 2015
命削ってる感じもするしもうスプレーなんて使わないなんて言わないよ絶対
— quban (@quubann) June 26, 2015
粉塵と一切無縁な模型制作、あり得るのだろか
— quban (@quubann) June 26, 2015
シンナー臭
— quban (@quubann) June 26, 2015
人生初サフは25日のそれであり、やはりここでも嘘をついている。でもその時は試し吹きみたいなもんだったからノーカン。レーカンだけに0巻から。なんかそれすげー懐かしいなすでに。
ラッカー系塗料のシンナー臭で困ったのは、シンナーを吸わせたティッシュを捨てたゴミ袋がいつまでも臭うことで、これみんなどうしてるんだろうと思った。外に出す?カッティングマットの上に中身が凝固した塗料皿とかが置きっ放しになっている「プロの作業場」みたいなものに一抹の憧れを抱いていたけれど、あれって相当な廃人物件なのでは。
ランナーや割り箸に両面テープを貼った持ち手を必要な数作るのが結構めんどくさかった。あと持ち手を刺す穴はこういうのをわざわざ買うのが嫌で、使わずに敢行してしまったんだけど絶対にあったほうがよくて、これは後に知ったことですが百均の猫の爪とぎ器とかが使えるみたいですよ。
27日。
本塗装。
ラッカー筆塗りで下のサフ溶けるやんけ!!
— quban (@quubann) June 27, 2015
そうなのだ。模型をする人にとっては常識なのかもしれないが、十数年間模型誌を読んだり読まなかったりの耳年増の僕はこれを知らなかった。なのでシンナーが下地のサフを侵さない程度に希釈した塗料で筆を走らせるのだけど、これは明らかにその類の書物にある「濃すぎ」の典型例である。乾燥後の塗膜強度ばかりが喧伝されがちなラッカー塗料の、思いのほかの隠蔽力の弱さもショックだった。
しかし筆塗りという作業自体はプラモデル制作の全工程の中でも一番と言っていいぐらいに楽しく感じられたので、今後はこの楽しさを損なわない方向で煮詰めていきたいと思った。
28日。
本塗装のつづき。
twilogを見るとこの頃の僕はYouTube東映特撮チャンネルで仮面ライダーXを観ていたことが分かり、ああなるほどねという感じである。
29日。
本塗装のつづきとスミ入れ。
エナメル溶剤を手にこぼしたら瞬時に手がヌルヌルしだして、うわっ溶かされる!と思った。左半身は白骨化したけどなんとか助かってよかった~。
夕方に完成。
できたぞーー!! pic.twitter.com/OHg6lvG2OL
— quban (@quubann) June 29, 2015
できたぞーは快傑ズバット1話ですね。般若の面とモノトーンに赤の差し色のカラーリングが80年代出渕怪人っぽく手堅くまとまった気がする。悪く言えば凡庸。
カラーレシピを載せておきます自己満足で。以下Mr.カラーです。
黒…GX2ウィノ―ブラックにC1ホワイト適量、いや適当。塗りながらホワイトを足したり引いたりしたので部位によって色味が違います。
白…GX1クールホワイト。GX色の抜群の隠蔽力とやらは筆塗りでは今ひとつ実感できなかった。
グレー…Mr.カラースプレー S13ニュートラルグレー
脚部…C45セールカラー、C39ダークイエロー、C51薄茶色、C1ホワイト、ガンダムカラーのUG09 MSグレージオン系、UG15 MSファントムグレーなどを使った気がします。なおMSファントムグレーは現行の単品売りの「UG15」と3色セット時代の「CG101」があり、皿に出してみたら違う色だったかもしれません。忘れた。セールカラーはグンゼ産業の旧蓋のがなぜか家にあり、シンナー分が揮発してペースト状になっていましたが再度溶かしたらちゃんと使えました。
銀…ガンダムマーカーのガンダムシルバー。
赤…無塗装の成型色。
最後にMr.スーパークリアーつや消しでコーティング。腕部のみ光沢。マスクにはマスキング(おもしろい)。トップコート、ものの本にはパーツを細かく分解せずにブロックごと吹くような写真が載っていたが、果たしてそれで大丈夫なんだろうかとインターネットを探ると、普通に大丈夫そうなんでそのようにする。この日はたしか天気が悪かったせいで(俺は悪くない)少し白くかぶってしまった。あっこれホビージャパンでやったところだ!と思った。
素人ゆえの至らなさが"そういう汚し塗装"っぽくなっていて(え?なってないですか?)助かったと思いました。でも俺は本当はガンダムセンチネル別冊みたいなのが作りたいんや……。
アフィ。
HG 1/144 マックナイフ (マスク専用機) (ガンダム Gのレコンギスタ)
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3につづく。